アゲート(瑪瑙)は、古い火山岩のすきまの中で、長い時間をかけて一層ずつ育った石英です。切ってみると、グレー、白、はちみつ色のブラウン、赤の輪や縞が現れます。鉛筆で引いたように細い線のこともあれば、水彩画のようにやわらかく広がる帯のこともあり、同じ模様は二つとありません。とても丈夫で身につけやすく、何千年も前から印章やビーズ、指輪に彫られてきた石です。バンコク、スクンビット71の工房で、天然アゲートを925 シルバーや無垢のゴールドにお留めします。
このページでは、アゲートとはどんな石か、天然の色と染色された色、レッドアゲートやほかの種類、オニキス、アメジスト、ラピスラズリとの違い、つけ方とお手入れ、よい石の見分け方、産地、ショップで実物をご覧いただく方法、そしてバンコクやタイ国内からのご注文の流れをご紹介します。
アゲートとは
アゲートは、縞模様のあるカルセドニーです。カルセドニーは、目に見えないほど小さな結晶が集まってできた石英です。アメジストのような水晶は一つの大きな結晶として育ちますが、カルセドニーは細かな繊維がぎっしり詰まった塊になります。そのためアゲートは、ガラスのようにもろくなく、粘り強い石です。名前は、古代ギリシャの人々がこの石を拾い集めたシチリア島のアカテス川に由来します。
縞模様は、ケイ酸を多く含んだ水が、溶岩の中の気泡やひび割れに、長い長い時間をかけて何度もしみこむことでできます。層ごとに含まれる鉄などの成分が少しずつ違うため、色や透け感も層ごとにわずかに変わります。中心が空洞になっていて、小さな水晶やアメジストの結晶が並んでいるものもあります。宝石フェアで半分に切って並べられているジオードがそれです。
アゲートそのものは必ず天然石ですが、色まですべて天然とは限りません。細かな層にはごくわずかなすきまがあるため、アゲートは染料をとてもよく吸います。市場に出ている鮮やかなブルー、ピンク、パープル、ビビッドなグリーンのアゲートの多くは染色されたものです。染色や加熱がされた石の場合は、ご注文前に必ずお伝えします。
アゲートの基本データ
- グループ: カルセドニー。きめの細かい石英の仲間です
- 色: 天然の色はグレー、白、ブラウン、はちみつ色、赤の縞。ブルー、ピンク、パープル、鮮やかなグリーンはふつう染色です
- 硬度: モース硬度6.5〜7
- 処理: 染色されることが多く、赤やブラウンのアゲートは加熱されることも多い石です。必ずお伝えします
- 向いているもの: 指輪、印台リング、ペンダント、ブレスレット、ビーズ、ピアス
- お手入れ: ぬるま湯と中性洗剤、やわらかい布で。染色されたアゲートは強い薬品と長時間の直射日光を避けてください
- 価格: お選びいただく石の品質とカラットによって異なります。ご注文前にお見積りします。
天然の色、染色された色、レッドアゲート
天然のアゲートは、スモーキーなグレー、ミルキーホワイト、クリーム、はちみつ色、ブラウン、オレンジ、赤といった落ち着いた色をしています。天然の石では縞が自然な流れで続き、層ごとの色も少しずつむらがあり、それがこの石の魅力です。
染色されたアゲートは、蛍光のようなブルーや濃いピンク、明るい若草色など、自然ではこの石にほとんど現れない色をしています。染色は石の業界で昔から広く行われてきた方法で、染色されたアゲートも十分に美しいのですが、染色であることをはっきり伝え、それにふさわしい価格で売られるべきものです。縞をよく見てみてください。染料は層によってしみこみ方が違うので、染色されたアゲートでは、濃く色づいた縞のすぐ隣に、ほとんど白いままの縞があることがよくあります。
レッドアゲートは当店でも扱っている石で、レンガ色、チェリーレッド、オレンジがかった赤があります。赤い色は石に含まれる鉄によるもので、多くのカーネリアンと同じように、色を深めるための加熱が広く行われています。レッドアゲートをお見せするときは、色について私たちが知っていることを必ずお伝えします。
ほかにも、透明な地に植物のような緑の内包物が入ったモスアゲート、天然の淡いブルーの縞をもつブルーレースアゲート、内部の薄い層から虹色の輝きが出るブラウンのファイアーアゲートといった名前を耳にすることがあるでしょう。どれもカルセドニーですが、指輪やペンダントにすると、まったく違う表情になります。
アゲートと石英の仲間の石
オニキスは近い仲間です。本来のオニキスは、まっすぐ平行な縞をもつカルセドニーで、黒と白のものが多く、ジュエリーで見かける真っ黒なオニキスの多くは、カルセドニーを黒く色づけしたものです。模様を楽しみたいならアゲート、すっきりした一色がお好みならオニキスがおすすめです。
アメジストは同じ鉱物が一つの透明な結晶として育ったもので、きらめくようにファセットカットされます。アゲートは不透明か半透明で、美しさは模様にあるため、なめらかな形に磨かれます。
ラピスラズリは、深い天然のブルーをお望みの方に選んでいただきたい石です。とても鮮やかなブルーのアゲートはほぼ染色ですが、ラピスラズリの色は石そのものに含まれる鉱物によるものです。
アゲートのつけ方とお手入れ
アゲートはモース硬度6.5〜7で劈開がなく、繊維がぎっしり詰まった構造のため、とても丈夫です。やわらかい石なら欠けてしまうような衝撃にもよく耐えるので、古代から印台リングや印章、カメオに使われてきました。アゲートの指輪は毎日つけるのにも向いていて、ペンダントやビーズのブレスレット、ピアスにもよく合います。
ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、やわらかい布で洗ってから、すすいで乾かしてください。天然のアゲートはお手入れがとても簡単です。染色されたアゲートは少しだけ注意が必要で、漂白剤や除光液などの強い薬品を避け、日当たりのよい窓辺に何か月も置きっぱなしにしないでください。染料によっては色があせることがあります。磨き直しや石留めの点検が必要になったら、お店にお持ちください。私たちがお作りしたジュエリーのメンテナンスは無料です。
よいアゲートの見分け方
模様がいちばん大切です。くっきりとしてコントラストのある縞か、目や風景、やわらかな色の雲のように見える、心から気に入った模様を選びましょう。アゲートでは、どんな等級表よりもあなたの好みが大切です。
模様の位置によって、ジュエリーにしたときの見え方が決まります。カボションに磨くとき、職人は石のどの部分を中央にするかを選びます。模様がうまく配置された石は、正面から見たときにバランスよく見えます。
透け感と研磨が石をいきいきと見せます。表面近くの層に光が入るとアゲートはやわらかく光り、傷やくぼみのない均一な研磨は縞をくっきりと見せてくれます。
石の健全さは簡単に確かめられます。光にかざして、縞を横切るひびがないか見てください。模様の一部である自然な線は問題ありませんが、本当の割れは別です。
アゲートの産地
アゲートはすべての大陸で採れます。大きなジオードや、染色によく使われるグレーの石を含め、市場に出るアゲートの多くはブラジルとウルグアイ産です。インドにはアゲートのビーズやレッドアゲートを磨く長い伝統があり、ボツワナは淡いピンクとグレーの縞のある石、メキシコはクレイジーレースアゲートやファイアーアゲートで知られています。マダガスカル、ドイツ、アメリカ、中国でも採れます。石の産地を知りたい場合はお気軽にお尋ねください。鑑別書付きの石もご用意でき、鑑別書のない石は別料金で鑑別機関に依頼できます。
バンコクのショップでアゲートをご覧ください
アゲートは目で選ぶ石です。一枚ごとに模様が違い、同じ色でも、ある石では落ち着いて、別の石ではいきいきと見えます。アゲートをご希望と前もってお知らせいただければ、当店のレッドアゲートや、天然のグレーと白の縞の石など、いくつかを並べて見比べられるようにご用意します。
営業時間中はいつでもお立ち寄りいただけます。石選びからデザイン、地金まで、ヤロンに直接ご相談になりたい場合はご予約いただくと確実です。地金は 925 シルバー、ゴールドメッキ、無垢の 9K、14K、18K ゴールドからお選びいただけます。
模様にひと目ぼれしたアゲートは、そのままお持ち帰りいただけます。ジュエリーをお作りにならずにルースでお求めいただけ、あとから指輪やペンダントにしたくなったら、お持ちいただければお留めします。
ヤロンとアゲートを見る
TOANOI House, 259/80 Phibunwet Village, スクンビット71, Bangkok。営業時間は月曜から金曜が9:30〜17:00、土曜が10:00〜15:00で、タイ語、英語、日本語で対応いたします。
バンコクにお住まいでない方は、メッセージでお問い合わせください。在庫のアゲートの写真と価格をお送りします。
アゲートについてよくいただくご質問
アゲートは天然石ですか。
はい、アゲートそのものは必ず天然石です。ただし、市場に出ている鮮やかなブルー、ピンク、パープル、グリーンのアゲートの多くは染色されており、レッドアゲートは色を深めるために加熱されることが多いため、染色や加熱がされた石の場合はご注文前に必ずお伝えします。私たちはタイ宝石・宝飾品商協会の会員です。
染色されたアゲートはどう見分けますか。
蛍光のようなブルー、濃いピンク、鮮やかなグリーンといった、とても派手な色は大きな目安です。濃く色づいた縞のすぐ隣に、ほとんど白いままの縞があるのも特徴です。天然のアゲートはグレー、白、ブラウン、はちみつ色、赤です。気になる石があれば、私たちが知っていることをお伝えしますので、お尋ねください。
アゲートとオニキスの違いは何ですか。
どちらもカルセドニーです。アゲートは曲線を描く、色とりどりの縞をもつことが多く、オニキスはまっすぐ平行な縞で、黒と白のものが一般的です。ジュエリーの真っ黒なオニキスの多くは、カルセドニーを黒く色づけしたものです。
アゲートの指輪は毎日つけられますか。
はい。アゲートはモース硬度6.5〜7でとても粘り強く、何百年も前から印台リングに使われてきました。力仕事のときは外し、染色されたアゲートは強い薬品を避けてください。
アゲートのジュエリーはいくらですか。
お選びいただく石の品質とカラット、地金によって異なります。制作の前に価格をお伝えします。
石だけを購入できますか。
はい。アゲートは枠のない石だけでもお求めいただけます。あとから指輪やペンダント、ピアスにしたくなったら、お持ちいただければお仕立てします。
アゲートのジュエリーはどのくらいでできあがりますか。
石は店頭にございますので、ご注文から制作に7〜10営業日、その後タイ国内へのお届けに1〜3営業日です。FedExで海外へもお送りします。
アゲートのジュエリーはすべて、バンコクの私たちのチームが925 シルバーまたは無垢のゴールドで1点ずつお作りします。3年保証、メンテナンス無料、タイ国内は送料無料です。
